PROJECT KICKOFF ・ 2026

データドリブンPDCAの確立
営業KPIダッシュボードを軸に

現場が積み上げてきた強さを、データという武器でさらに加速させる3ヶ月。
「作って渡す」のではなく、一緒に叩きを磨きながら、エリアマネージャーが自分でPDCAを回せる状態をつくります。

ニッカホーム × 合同会社オモシク 月額20万円 × 3ヶ月 データ / ダッシュボード領域 Sheets起点・要件定義並行
Scope

このプロジェクトの狙いとスコープ

「すぐ価値が出る売上の可視化」に集中し、要件定義を並行で回す。重い領域は中長期へ切り分ける。

✅ 3ヶ月でやる

  • 営業データ(案件・顧客)の日次自動取得→蓄積→整備
  • 辞書/マスタの中央定義(営業所・きっかけ・手段・工事種別)
  • ファネル歩留まり × セグメント深掘りダッシュボード
  • 未成 / 未収アラート(率+具体案件ドリルダウン)
  • 営業別・失注・チャネル分析の拡充
  • アドホック分析(3ヶ月目に時間の範囲で・KPI可視化を優先)
  • 現場への定着支援(小チーム運用)

⏸ 3ヶ月ではやらない(中長期)

  • PL / 経費 / 原価のリアルタイム可視化(請求書2ヶ月遅れ・SMILE社内NW制約)
  • ANDPAD受発注の導入・定着
  • NotebookLM教育(自走でOK)
  • 基幹システム自体の改修
進め方の原則
完成品をいきなり現場に渡すのではなく、要件定義の段階から現場を巻き込み、叩きを当てながら一緒に作り上げていきます。
Before → After

現状の課題と、3ヶ月後に目指す状態

いまの営業データ運用の課題と、ダッシュボード導入で変わる状態を整理します。

現状の課題

  • 数字は後追い・対症療法。調子が悪くなってから確認
  • 未成 / 未収の把握が経理の毎月手作業に依存
  • 肌感・属人。毎回CSVを手加工するのが億劫
  • 営業が「取って終わり」になりがち(入金まで回しきれない)

目指す状態

  • 現在地が一目で分かり、先回りで打てる
  • 未成 / 未収が自動で常時可視化、詰まり案件がすぐ分かる
  • ボトルネックのセグメントが特定でき、打ち手が的確に
  • 入金まで含めて全体を回せる。成功事例を金型化して横展開
Plan

進め方(5ステップ × 12週)

時間の流れを上のタイムラインに、各ステップの中身を下の表に。

1ヶ月目
2ヶ月目
3ヶ月目
① 内輪で土台
② 現場を巻き込む
③ 構築 Phase1(優先テーマ)構築 Phase2(次テーマ)
④ 使ってもらう+FB
⑤ 拡充+定着
2週1ヶ月6週2ヶ月10週

点線=2週ごと/実線=1ヶ月ごと。バーの位置と長さで「いつ・どれだけ」が一目で分かる。③構築は2ヶ月目にPhase1の優先テーマ、3ヶ月目にPhase2の次の優先テーマを作る2段構え。④以降は「使う⇄追加構築」が並走し、FBが要件に還る反復で磨き込む。

ステップ(内容)1–2週3–4週5–6週7–8週9–12週
1内輪で土台(増田+IT渡辺中心)環境セットアップ・権限・データ確認。西川の仮説+増田さんの意見で要件の叩きを作り、現場に当てる簡易プロトタイプ像を用意。自動DL→蓄積の基盤も着手。
2現場を巻き込むキックオフ&ヒアリング現状の課題と目指す姿・ゴール・「どうPDCAに活かすか」を握る。エリアMgr・店長・経理・マーケにヒアリングし、プロトを当てながら要件確定
3構築(プロトタイプ)データ基盤の自動化を固め、2ヶ月目=Phase1の優先テーマ(ファネル歩留まり/未成・未収)を構築。3ヶ月目=Phase2の次の優先テーマを構築。未成/未収は経理の正解値と突合してから公開。
4使ってもらう&フィードバック使い方レクチャー(頭出しMTG)→小チームが日々の振り返りで試用→FB収集。使ってもらう間に次のダッシュボードを並行構築
5ループで拡充+定着追加構築×FBのループ(営業別/失注/チャネル)、定着支援(ガイド/動画/Gem/アンバサダー育成)、アドホック分析(時間の範囲で)、3ヶ月振り返り+半年提案。
進め方のスタンス
完成タイミングでも「あくまでプロトタイプ。まず使ってFBください、一緒にブラッシュします」。やれる小チームで最短に回します。
Team

体制とステークホルダー

推進リーダー=増田さん。展開は相性の良い小チームから。要件は段階的に巻き込んで確定する。

推進リーダー

増田さん(執行役員)

全体方針・優先度・社長承認ルート。W1-2の要件づくりの中心

IT

渡辺さん(基幹運用)

データ出力・権限・自動DL。W1-2で連携し、CSV手順・外部DL可否・テーブル定義を確認。

経理

未成/未収の正解

W3に連携。未成/未収の正解集計・粗利の出し方・月次様式をヒアリング。

現場

エリアMgr・店長(小チーム)

W3-4キックオフで巻き込み。見たい軸・現場の課題・PDCAの回し方。展開メンバーの中心

マーケ

チャネル分析

W4連携。きっかけ/手段の定義、チャネル別の見たい形。

アンバサダー

小チームから抜擢

意欲ある人を抜擢し、浸透・カスタマイズを任せる。本人の成長機会にも。

要件整理=背骨
ダッシュボード要件整理は役割分担の中核。西川の仮説を起点に、増田さん→現場→経理→マーケを段階的に巻き込んで確定します。
Structure

商談ファネル & KPIツリー

リフォームBtoCの商談フロー全体と、売上目標からの逆算KPI構造。ダッシュボードで可視化するものの全体像。

商談ファネル

STAGE 1
問い合わせ
チラシ/Web/紹介
STAGE 2
現調アポ
30分以内架電
STAGE 3
現地調査
採寸・ヒアリング
STAGE 4
見積提出
3日以内が目標
STAGE 5
商談・比較
配偶者面談
STAGE 6
受注確定
契約書締結
STAGE 7
施工・完工
ANDPAD連携

各ステージ間の転換率(歩留まり)をエリア/店舗/営業/きっかけ/工事種別で切り出すのがファネルダッシュボードの核。どこで何件落ちているかをセグメント別に特定する。

KPIツリー(売上目標の逆算)

📋 この図は一例です — 実態をヒアリングさせてください
下図はリフォームBtoCの一般的なKPI逆算モデルです。ニッカホーム様での実際の目標管理の仕組み・使っている指標・逆算の粒度を教えていただき、ダッシュボードの設計に反映します。
%%{init: {'theme':'base','themeVariables':{'primaryColor':'#e8f9fb','primaryTextColor':'#0e7490','primaryBorderColor':'#0891b2','lineColor':'#0891b2','edgeLabelBackground':'#ffffff','background':'#ffffff','fontSize':'22px'},'flowchart':{'nodeSpacing':95,'rankSpacing':110,'padding':20,'htmlLabels':true}}}%% flowchart TD TG["月次売上目標
(例:店舗6,000万円)"] A1["受注件数目標
= 売上目標 ÷ 平均受注単価"] A2["平均受注単価向上
水回り→高単価提案"] B1["必要見積提出件数
= 受注件数 ÷ 成約率(30%)"] B2["成約率向上施策
配偶者面談・提案力強化"] C1["必要現調件数
= 見積 ÷ 見積化率(80%)"] D1["必要アポ件数
= 現調 ÷ アポ化率(70%)"] E1["必要問い合わせ数
= アポ ÷ 現調アポ率(60%)"] F1["クロスセル提案
水回り→外壁→増改築"] F2["リピート売上
過去顧客への提案"] TG --> A1 TG --> A2 A1 --> B1 A1 --> B2 B1 --> C1 C1 --> D1 D1 --> E1 A2 --> F1 A2 --> F2 classDef root fill:#e8eef7,stroke:#1A365D,stroke-width:2px,color:#1A365D; classDef blue fill:#e8f9fb,stroke:#0891b2,stroke-width:1.5px,color:#0e7490; classDef green fill:#eafaf1,stroke:#15803d,stroke-width:1.5px,color:#14633a; class TG root; class A1,B1,B2,C1,D1,E1 blue; class A2,F1,F2 green; linkStyle default stroke:#0891b2,stroke-width:1.5px;
ダッシュボードとの対応
ファネルの転換率(問合せ→現調アポ→見積→受注)とKPIツリーの逆算値(必要問い合わせ数・必要アポ数)の両方を可視化することで、「どこを直せば受注が増えるか」のボトルネックを特定できる。
Dashboards

つくるダッシュボード像

ファネルの歩留まりをセグメントで深掘りし、ボトルネックを特定。「どこを直せば受注率が上がるか」を見える化。

最高インパクトPhase2

ファネル歩留まり × セグメント深掘り

問合せ→追客→見積→受注の各転換率を、エリア/店舗/営業/きっかけ/工事種別で切り、週次・日次で。ダブルクリックでボトルネックのセグメントを特定。

刺さるQWPhase2

未成 / 未収アラート

店舗別・営業別の率と件数(両方)。詰まり案件を具体ドリルダウン+期限でソート。経理の毎月手作りを自動で置換。

横展開Phase3

営業別パフォーマンス

ランキング/ベスト・ワースト/単価、集客配分×成約・失注率。イケてる営業の成功事例を金型化。

マーケPhase3

失注・チャネル・クロス分析

失注理由×工事種別、きっかけ×手段、オンライン/オフライン別の成約率。マーケの投資判断に。

アドホック3ヶ月目

アドホック分析(時間の範囲で)

要件・課題が顕在化したKPI可視化を優先。追加の深掘り分析は3ヶ月目に時間の範囲で対応する。

基盤Phase1

データ基盤・辞書

案件/顧客の日次自動蓄積、辞書/マスタの中央定義。すべての可視化の土台。

ツール
御社が慣れたスプレッドシートを起点に素早く価値を出し、データ量・要件が見えたらBigQuery+Connected Sheetsへの拡張を判断します(アレルギーを避ける)。
Goal

3ヶ月のゴール

区分ゴール
定量主要KPIダッシュボード(ファネル歩留まり / 未成・未収 / 営業別)が日次自動更新で稼働
定性エリア長レベルの数名が、ダッシュボードを見ながらPDCAを回し始めている状態
中長期の種顕在化した課題のKPI可視化を優先。アドホック分析・KPI設計は3ヶ月目に時間の範囲で → 半年後の全社展開・PL連携の土台
半年後の像
店長レベルでも使いこなし、経営・PL観点とも連携。データドリブンが現場のカルチャーとして根付き始める。
Next Actions

キックオフ前後の段取り

まずは少ない着手依頼から。詳細は「事前準備・確認依頼リスト」を参照。

最優先

データ取得権限の付与

日次で自動ダウンロード/エクスポートできる権限のアカウント付与+外部アクセス可否の最終確認。(CSV出力・手順は共有済)

最優先

コミュニケーション開通

主軸ツールの確定と、西川アカウントの発行(目安1営業日)。

W1-2

体制・人選

共有ドライブ作成・定例枠(隔週推奨)・小チーム(パイロット)の人選。

Additional Hearing

追加確認:現状の営業マネジメント AS-IS

ダッシュボード設計前に、現在の営業管理体制・会議体・KPI管理の実態を把握します。以下を例示しながら、現状のアズイズを聞かせてください。

ヒアリングの目的
「今ない情報を可視化する」のか「すでにある管理を自動化する」のかで設計が変わります。現状の管理レベルを起点に、最短で価値を出す設計にします。

参考例①:営業マネジメントの全体設計イメージ

「個人軸・目標軸・行動軸・会議体」の4レイヤーを、半期・月次・週次の時間軸で回す構造が目指す姿です。現状はどのくらい仕組み化されていますか?

頻度 個人軸 目標軸 行動軸 会議体
半期 Will / Can / Must
動機・強み・役割整理
WCM面談
半期1回・目標設定
月次 月次目標 → ヨミ積み上げ → 着地見込
担当者が自ら作成・MGが補正
ギャップ管理
目標 − 着地見込
コミット宣言
月初・Commit / Upside形式
週次 先行KPI → パイプライン
問合せ数・現調率・成約率
週次ヨミ会
月曜朝 30〜45分

参考例②:週次・月次 オペレーションカレンダーイメージ

タイミング担当者(営業)マネージャー(店長)
月曜朝(週次ヨミ会)案件状況の報告・NAコミット宣言着地見込み集計・ギャップ確認・打ち手決定
火〜木(実行期間)商談後24時間以内にヨミ表を更新停滞シグナル(NA期日超過等)を検知し即フォロー
月初第1営業日全案件ヨミ洗い替え・翌月パイプ確認月次フォーキャスト集計・経営へのコミット宣言
月末最終週当月クローズ案件の受注処理完了翌月パイプライン確認・翌月ギャップ初期計算

ヒアリング項目(現状のアズイズを聞かせてください)

Q1

目標管理・ヨミ確度管理の現状

月次の受注目標はどう設定・共有していますか?「Aヨミ/Bヨミ/Cヨミ」のような確度管理は行っていますか?現状はExcel/スプシ/基幹?誰がどのタイミングで更新していますか?

Q2

会議体・定例レビューの仕組み

案件・目標を確認する定例会議はありますか?週次/月次の区分・参加者・アジェンダ・所要時間はどうなっていますか?マネージャーはどのような問いを案件に対して投げていますか?

Q3

先行指標(プロセスKPI)の管理

問い合わせ数・現調率・成約率・クロスセル率など「結果」ではなく「プロセス」の指標を管理していますか?誰が・どこで・どのツールで見ていますか?

Q4

ギャップ認識と打ち手の決め方

月次目標に対して「今月どれだけ足りているか」を確認する仕組みはありますか?不足があった場合、どうやって打ち手を決め、行動に落としていますか?

Q5

現状ツールとペインポイント

現在の営業マネジメントにどのツール(基幹/Excel/スプシ等)を使っていますか?最も手間がかかっていること・改善したいことは何ですか?ダッシュボードで最初に解決したい課題を教えてください。

このヒアリングを踏まえて
現状の管理レベルに応じて、ダッシュボードを「今あるExcel管理を自動化するもの」として設計するか「今まで見えていなかった切り口を新たに可視化するもの」として設計するかを調整します。両者は設計の起点が異なります。
ニッカホーム × 合同会社オモシク | データドリブンPDCA キックオフ(叩き v0.1)
本資料は社内検討用ドラフトです。